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王都アルメリア Ⅰ

Author: エチカ
last update publish date: 2026-04-25 07:45:40

 七日七晩かけてサリバン領アウルムから王都へと辿り着いた。

 出発の朝、公爵は馬車ではなく騎馬で移動すると言って愛馬アートルムを連れて来た。

 理由は「その方が早いから」と言うめちゃくちゃな理由で、馬に乗れないオルタナは公爵の前に座らされる。

 そのまま七日七晩移動する羽目になり、それには公爵からの頼み事の予行演習も含まれていた。

「尻が痛い……」

「撫でてやろうか? オーリィ」

「……結構です!」

「何をそんなに怒っている?」

「おこっ……ては、ないです……」

 オルタナはサリバン公爵の別荘を出てから、公爵に構われ過ぎてウンザリしていた。

 馬に乗っては腰を抱かれ、宿に入っては同じ寝台で抱き枕にされ、慣れない長距離移動の疲れも相まって、出発前夜の己の不用意な発言を心底後悔していた。<

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    「伯母上がグラスの中身を彼女に掛けただろう? あの中身がお前も使っているあの香水と同じ成分の液体だった」「そうだったんだ……」 てっきり自分の項の香水で落ち着いたものだとばかり思っていたけれど、勘違いだった。 恥ずかしすぎる……。 そう言えば、と思い出す。 大公妃が「もう大丈夫ですね?」と確認していた――と。「お前の項だけでも効果抜群だったがな」「ふ、ふぅん……」「何だ? まだ腑に落ちないのか?」「な、何かいっつも荷袋の中に詰め込まれて運ばれてさ。はい、どーぞって舞台上に転がり出されるみたいな? ヴィー様だけが分かってて、僕いっつも踊らされてる感じじゃん。それが何か、居心地悪いって言うか……」「ぷっ、荷袋……」「わ、笑うな! 真面目に話してんだから!」「じゃあ、オーリィが聞きたい事を聞いてくれ。答えられる事にはちゃんと答えると誓う」 そうだ。彼には守秘義務がある。言えない事があるのは仕方ない事だ。 でも、今がおねだりチャンスじゃないのか? オルタナは失敗したら後がない、と生唾を飲む気持ちで口を開いた。「モ……モリガン大佐って、今、どうなってるの……?」「……誰に何を入れ知恵されたんだ? オーリィ」「え? いや、ぼ、僕は大佐がどうしてんのか気になって……」「オーリィ、交渉事に嘘は悪手だぞ。どうせ、義姉上あたりから頼まれたんだろう?」 秒でバレた……。「な……何でそう思うの?」「俺に兄上をけしかけて散々放置して、庭で楽しく過ごしていたのは誰だ?」「うぅ……ごめんなさい」「会いたいのか? ルアドに」「え? 会わせてくれるの?」「まぁ正直な所、こっちも膠着状態で困っているのは確かだからな」 公爵はモリガン伯爵が危篤状態で爵

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  • 魔女ドーラの孫(仮)   サリバン公爵邸の地下室 Ⅲ

    「はぁあ……ラットにならない様にローブを被せたが、こうも煽られてはあまり意味が無かったな」「んっ……」「ほら、ここだろう? 好きなだけ乱れろ」 公爵の長く節ばった指が確かめる様に、秘所の奥へゆっくりと侵入してくる。 その指が奥に届くまで長い嬌声が漏れ、腰が弓なりに跳ねた。「んぁ――――っ、あっ、あっ……あぁっ……イクッ」 競り上がって来る白い熱を我慢出来ずに吐き出しても、熱を帯び赤く腫れた肉棒はすぐに芯を持って立ち上がってしまう。

  • 魔女ドーラの孫(仮)   サリバン公爵邸の地下室 Ⅱ

    「口を開けろ」 寝台脇に置いてあった水を口に含んだ公爵が、ぼんやりとした意識の中で口移しで水をくれた。「んっ……はぁ……」「辛いか?」「……もっと」 触れられたい。  逞しく強い両腕の中で身を捩る。 公爵の足の間に挟まれている自分の細い肢体の中で、熱と一緒に体中の血が駆け巡っていた。「どうして欲しい?」「さわっ……触って……何か、変っ……」 公爵の甘い声が耳

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